2007年07月04日

慌てる習慣は一体どこから?

「ゲームになると慌てる」この問題は何もうちの選手だけに限った問題ではないよね。

何故慌ててしまうのか?答えはそんなに難しくない。要は顔が上がらず下を向いているから慌てるんだ。
視線がいつもボールに向いていると(顔が下がった状態)周囲の状況が確認できない。

心理的にも、ボールを奪いに来るDFにとっては顔が上がって周囲を確認しながらボールを扱っている選手より下を向いたままの選手の方がボールが取れやすいと思って寄せに行くのは当然。
すると、下を向いた選手は、視界に相手DFが入るから慌ててボールを処理しようと思う。その選択肢として、ボールを早く離すために近くの人間にしかボールが出せないのと、とにかく前に蹴ってしまうこと、やみくもにドリブルに入ることが多い。

何で日本の選手はいつも年代問わず顔が下がっているのか?
答えは、日本の習慣として「ありがとう、ありがとう」と頭を下げて挨拶する文化からきているから。じゃあない。

リフティングだよ。却って顔を上げてリフティングする人間は珍しい。
日本人は妙に、ボールに親しむ手段としてリフティングを好む。リフティングの巧さ=フッチボールの巧さとなっている世界もある。

リフティングの否定はしない。コーチも嫌いな方ではないからね。
リフティングは敵のプレッシャーを必要としない。
一家にボール一個が当たり前の日本。手軽なんだよね、リフティングは。ただ、ボールコントロール、感覚は覚えても、対人ノウハウは覚えないのが難点だ。そして、1人でリフティングをする機会が物凄く多いのも日本の子供の特徴。

少しお金持ちの子供がボールを所有していて、その子のボールを目当てに、公園などに集まり、ゲームをして対人ノウハウが個々に育っていくのが、南米。

顔を上げてプレーする習慣が日常にない。その日常の動作がリフティングになっている。つまり下を向かないとやり難いものだ。

フッチボールゲームは下を向いている時間が長ければ長いほど損をする競技だ。コーチも少年の頃下ばかり向いていた(本当)
猫背でさらに顔が下がっている慌てた最悪のジョガドールだった。

ただある日をきっかけに、フッチボールは下を向いてプレーすればするほど損をするスポーツだということに気付いた。

なるべくボールを視る時間を少なくしようと心掛けて訓練した。
すると、相手が不用意にボールを獲りに来なくなっているのに気付いた。来れば、スペースにボールをワンタッチでコントロールし、かわすのも容易であったから。ボールを視るのではなく、スペースを視ることにより、次のプレーに余裕が生まれることに気付いた。

どんな状況下でも、直ぐに視野を確保して、前方にフリーになっている選手にボールを送り込むことが可能になった。下を向いている選手は、遠くにいるフリーでしかもゴールに一番近い選手にボールを送り込むことが難しい。だから一瞬のビックチャンスを無くしてしまう。

顔が上がらない=慌てるというのは理に適っていると思うよ。
だから慌てないようにするためには、限りなくボールを視ないでプレーすること。皆が時折読んでいる「サッカー入門書」は全て正しいことが書いてあると思ったら大間違いだよ!!

特に「ボールをしっかり視て蹴る」という説明は、コーチの理論と実践では、ロングボールの時だけ。有能な選手は、ロングでさえボールを視ないで目的地目掛けてボールを蹴るのもいるくらい。

半分ボールを視て、半分周囲を視るのも最初のうちはいいだろう。
ボールに躓いて転んだら恰好が悪いからね。

限りなく顔が上がっている選手は、世界が違うはず。
慌てるのは、周囲の状況が視れていないから。よーく研究してみることだよ、自分なりに。コーチの言葉も100%ではない。
posted by インファン at 00:23| 神奈川 ??| Comment(1) | お知らせ