やはり、上を目指すなら簡単には勝たせてくれない方が良い。
前回の試合は失点を続けて食らって奮起して2点返したが時は遅し、だったね?
今回は先制されながら3点奪い返す気持ちがあった、これは進歩だ。
やはり、最初から気持ちの準備をしておけば結果はおのずと出ることは解った。
しかし、その後に悪い時間帯を断ち切れずにずるずると失点を重ねて挙句は逆転されてエンドになった。
後半20分、21分僅か2分足らずの間に2点奪い返されて同点にされている。さらに流れを相手に渡したまま決勝点を入れられてしまう。
こんな悔しい試合を味わうのも経験であり、教訓にしていくことこそ価値のあるものであると感じる。君達のサッカー人生、本格的にスタートしたのは4月だ。僅か9ヵ月足らずで一人前になれるほど甘くは無い。何百人の中からセレクションされた選手ではないのだからね。
それでも君達は短期間でしかも少人数であっても、しっかりとやればそれなりに結果もついてくるということも夏の遠征合宿、県リーグで味わえたはずだ。これは収穫だよ。
県リーグは勝たせて貰った。しかし、今回の大会は少し相手もグレードが上がったチームも存在する中で、大きな目安になっている。
『仲良しチーム』。発足当時はチームの和を作っていくには喜ばしい。しかし、9ヵ月経った今は、その仲良しもいざ試合が始まったら時には味方の軽率なプレーに対し、また締めなくてはならない場面、時間帯では徹底して締めてお互い確認しあう気迫も大切。
悪い時間帯、はっきり今日の試合で判ったことであるが当然誰かが断ち切らなくてはならないのであるが、2点リードしているにも関わらず受身になっていることで、何が起こっていたか?相手はまず同点にしなくてはならないから自然に前が掛かりになる。
その時に、相手からボールを奪っていても適当に離すだけで、攻撃のスピリットを見せずクリヤーボールも受身の時は小さい。それらを何度も拾われても、誰一人とも本当に厳しい気迫でボールを処理しようとする選手が居なかった。
押し寄せてくる波に、ただ呑まれて行く遭難者のようであった。
波に呑み込まれて行く選手を自ら這い上がって波を超えてくるのをただ黙って見守るのは指導者として耐え難いものであるが、彼らの先の将来を考えたら、その試合を犠牲にしてでも我慢することを覚えなくてはならない時もあろう。
この大会のルールにタイムアウトはないのであるから(夏の給水タイムしかない)一々タイムを取って、バレーボールやバスケットのように選手達に悪い流れを断ち切らせるために一喝できる機会がなくて良いと逆に思うね。
彼らはピッチに入れば自分達で自立してプレーしていかなくてはならない。
一々指導者が口を出す時間があればあるほど彼らは必ず困ると指導者の顔を見てプレーするようになる。羊がライオンに睨まれて親羊に助けを求めているかのように。
外からの冷静な采配などはやっても、ことメンタルな部分の自立は親(ここでは指導者を指す)が口を出したら彼らは成長しない。「お前達何をやらせているんだ!!眼を覚ませ!!我々は勝っているんだぞ?受身になるなよこの野郎!!」というようにね。
ただ、目先にある勝利がどんどん遠のいていくのをただ外から黙って観ているのはつらいがね。
でもねやはり自分達でやるんだよ、フッチボールは。
苦しい時間帯であればあるほど、その強い精神を発揮する選手が一人、二人とチームに増えたときに本当の勝利を手にすることができるようになる。
最後の試合に良い勝ち方をした時に、今日の試合がどれだけTトーナメントに進出に向けて大切な試合であったかも体験できる。それも経験であり、教訓になる。
とにかく何でも肥やしにしていくことが大切だよ。
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