2008年04月12日

収穫のあった敗戦

今日から始まった日本クラブユース選手権(U−15)神奈川県予選がスタート。
結果から言うと0−4と敗戦となったものの、良くも悪くも収穫のあった試合となった。

今日の対戦相手は1年前の同じ大会にて大敗を喫したバンデリージャ横浜。1年前はなんと0−18の大量得点差にて惨敗となったが、今年は非常に成長が見えた試合となった。

まずDF陣。これまでにないぐらいに集中し、前半間際まで0点で抑え、体を張ったプレーが目立った。相手がボールを持てば2、3人で囲み、自由にプレーさせることなく、相手のチャンスをことごとく潰していた。
対戦相手は中3の選手が主体のチームでもあったので、サイドチェンジを多用し、何度もサイドに振られたが、しつこくチェックに行き、相手に自由を与えなかった。
また、声を切らさずに、しっかりとコミュニケーションを取り続けていたことも収穫。
コミュニケーションを取るということは決して特別なことでなく、基本的なことだが、1試合通して声を出し続けるのは案外難しいもの。プロの世界となれば当たり前だが、小学生を卒業したばかりの選手達にとっては中々難しい。
声を出すといっても「ドンマイ!」「声だそーぜ!」といった類のものでなく、指示の声、激励叱咤の声など。サッカーを知らなければ、また自分が何をしたいのかが明確になっていなければ、1試合通して声を出すのは案外難しいもの。
今日のDF陣はこれまでに比べると、お互いにしっかりとコミュニケーションを取り、事前に危ないシーンを塞いでいた。

中盤エリアではヴォランチのD選手のプレーが時折、面白いプレーを見せてくれた。
ここ最近まで伸び悩んでいたが、少し感覚を取り戻したのか、相手をタイミングで外し、逆へ展開したり、チャンスがあればドリブルでけしかけたりと今後に繋がるシーンを何度か見せていた。特に相手とのルーズボールの際、しっかりと相手の前に体をねじ込み腕を張って、仲間に繋いでいたシーン。非常にシンプルではあるが、これこそ上のレベルでも使える技術。しっかりとプロテージし、周りの状況を良く見て慌てる事無くパスを繋ぐ。簡単なプレーのようだが、案外難しいプレーのひとつ。
また、このD選手の良いところはタイミングを外すところ。一回行くふりをして止まったり、逆を突いたりと、自分にスピードがないことを知っているのか、上手く相手を外すシーンが何度か見れた。しかし、まだまだ課題は山積みだけどね!(苦笑)

今日の試合の中での課題は攻撃陣。もちろん、この試合に限ったことではないのだが、無得点の試合が続いていることが多い。
パンチ力がないんだよね。攻撃の軸となる2トップ+トップ下の3人がバラバラ。ボールが来ても孤立している状態で、相手にとっては全然恐くない。
W選手のドリブルも単調で、横への揺さぶりが小さく、体の大きい相手には通用しない。
特に一番問題なのは創造力がないこと。自分達よりもスピード、身長、パワーが上の相手に対してまともに勝負しても勝てるはずがない。ならどうするか?
これを試合の中で考えることが出来ないのが一番大きい問題。こればっかりは練習でどうこうするものでなく、実際の試合の中で発想するもの。
今日の試合でも真っ向から勝負をしているため、相手の危険ゾーンに入ることが出来ないでいた。

攻撃陣に関しては少々課題が山積みの試合となったが、中盤、守備ゾーンでは収穫も多く、試合には負けたものの、いい試合となった。
明日も公式戦があるので、今日の良かったイメージを最大限に活かして相手にぶつかっていって欲しいね。

By平野コーチ
posted by インファン at 21:25| 神奈川 ?J| Comment(0) | お知らせ