2007年09月10日
視点は海外に
インファンの選手、昨日観たトレセンの試合でコーチが何を感じたか?をここで書くから自分達も観に来た選手は自分なりどう観て感じたか意見を聞かせて欲しいね。
昨日、セントラルトレセンとJ下部(共にU13)の公式戦を視た感想を少し書きたいと思う。
県の中体連とクラブのより優れた選手達が選考されたチームの試合内容と個々の能力に関しては少々お粗末のように感じたね。
一方、J下部組織のチームに関しても、首を傾げるプレーを度々見せていたよ。
周囲で観ていた人達はどう感じたか判らないけれど、自分の観点としては、全部の選手の中から2年後、要は彼らが15になった時に、果たして選手価値、その価値というのは勿論「商品」になっていけるようなベースを身につけているのか?という分析をすれば、厳しい見方をすれば難しいねと感じたよ。
あそこに海外のスカウトが来ていても、その中では中々目立つ選手がいたと評価しても、実際に本国へ持ち帰れる素材か?と分析した時は、残念ながら1人もいないだろうね。
何故なのか?基本的にまず基本がおろそかなの。ボールを止める、蹴る、キープする、視る、マークする、寄せる、身体の向き、試合中のコミュニケーションなどフッチボールの基本中の基本がなされていないことが大きな原因だ。
この際、ボールを呼ぶ「ヘイ!!」とか「ウー!!」「声だそうよー」「気合入れようよー」「ファイト!!」
「1点入れようー」「返そうよー」なんていう声は当たり前だからコミュニケーションの部類には入れないよ。
身体の大きな選手もいたけれど、その身体を最大限に使った有効プレーが身についていないのが非常に残念に思う。特にFWの大きな選手がそれがない。ただ大きいだけ。これはまさしくU12の時には少年団で身体の大きさにものを言わせて地域大会では身体能力で沢山ゴールしてきたのではないかな?
たいした基礎能力がなくても、それを上回る頭の良いDFが居なかったから、強引に突破も可能になる。それはジュニアユースになっても一緒、少年団の延長が中学でも行われるのだからね。
相手DFを背負うのが物凄く苦手で、腰も高く、止める、外す技術を指導されていないから余計安定感がない。
一方J下部チームには当然ボールを持てる、ドリブルする選手は数名存在していたけれど、トレセンチームの「寄せとマーク」がないから自由にできたということも大いにある。
だれでもプレスがなければドリブルはできるもの。
それにしても気になったのはDFのクリヤーと質。そしてDFの選手があれだけボールを持とうとするのは問題だね。そしてその不用意に持つDFに対して多くのプレスをかけないで自由にやらせている反対チームのFWのDFも問題だ。
ブラジルでDFがあれだけボールを保持したものなら即座にベンチから「ハーズガ!!(クリヤーしろ)」と怒鳴りの声が飛んでくる。「自陣ゴール付近で絶対遊ぶな!!」という戒めだ。
クリヤーの質も問われる。トウキックでもなんでも危険地帯から早くボールを出すというのは基本中の基本だよ。そのクリヤー時にパスのようなクリヤーをして再び自陣でボールを相手に拾われてピンチを招いている場面が数回見られた。
トレセンチーム選手の身体の使い方も物凄く気になった。資質のある選手が集まっているのだから各チームの指導によっては「価値」の出る選手も少し出てくるはずだよ。勿体無いことだ。
どこまで各チームで基礎が徹底されているのかが疑問で仕方ないよ。
海外のコーチがきたら即座に「リフティングが巧く、器用」と評価はしても、試合での技術がおろそかだよ」って両手を広げていうのが目に見えるんだ。
両チーム、特にJ下部の決定場面を分析していて、はっきりしたことはやはりこの年代でこの決定力しかないし、育てられていないということは、トップチームには100年経ってもプラット・ダ・カーザ(自家製)が輩出されることはないだろうな?と悟ってしまった。
こんなことを書くと「まだ13歳、14歳でしょう?これからだよ!!」なんていう人がいると思うけど、それは地域クラブでしか通らない「いい訳」なんだな。
Jの下部はそうは言ってられないのよ。1人、2人と世界に輩出していく義務がプロチームには課せられているんだからね。
何のために何百人も集めてセレクションしてるのかな?素材があっちから受講しにやってくるのだよJクラブは。
海外に輩出してその得た資金でクラブを運営し、またその資金で次のタレントに投資するのが本当のプロクラブ運営なの。だから、プロクラブの下部の関係者は意識が常に世界へ向いていないとならない立場にいる。
某Jチームの下部は毎年ブラジルへこの年代がブラジルなど海外を体験させている。
これはごく当たり前のこと。その長年の経験が実ってイタリアへ輩出できたのではないかな?
これはプロクラブである以上、最低限の行動だ。地域クラブのように「勝てばいいんだ」「家には巧い子がいる」なんて狭いエリアで優越感に浸っている暇などないのよ。
海外でコテンパンにやられて、では何をしなくてはならないのか?という反省と行動がいつものこととならなくてはならない。国内でただ勝った負けたなんて言っているレベルだからU17も世界の厳しさに対抗できないんだよ。
そう考えると、日本の永遠の弱点、決定力、試合をその選手のゴールで決められるゴールハンターの輩出はこの国では難しいのは周知の通りだ。1部ではJのFWは外国籍の選手に頼っているからFWが育たないというものがあるけれど、実際その決定できる選手達とパートナーを組んでゴールできるだけでなく、他のプレーの精度も向上した選手もいることは確かだとおもわないかい?
FWが育たないのはJのトップチームの選手達に矛先を向けるものではない。
もっともっと若い段階で指導者が意識していくことが大切である。世界レベルのFWは既に10歳で地域の試合で1人で10点も獲ってしまう能力があることを既に見せ付けている。
甲府を入れ替え戦でJ1に昇格させた功労者、現ガンバのバレーは大舞台でたった一人で6点もの得点を奪い昇格させた。この勝負強さは人がもはや育てるものではない。
Jなら人を選んで連れてくることができるから、全国スカウト網を持って、10歳の逸材を探しまくるべき。
色々あってきりがないが、とにかくただボールをコネルだけじゃ意味がないの。
仕事がしっかりできる選手を育成していくことが指導者の役目だと思う。
海外レベルの選手ってどんなレベルなのか?をもっともっと研究していくことが、今後の日本が世界にトップ10の仲間入りしていくための行動だと思うよ。
これは、自分の課題でもある。
ばてた時こそ声をだして、自分の気持ち、チームの雰囲気を盛り上げていく。これは、簡単そうで難しい。
声ぐらいはでるだろうと思うかもしれないが、出せない。
この課題はこれからの自分のレベルアップの鍵になると思う。
出せばいいというものではないと思わないかい?
ブログでも書かれているように「ファイト!!」「ドンマイ」「声出そうぜ!!」というのは直接、試合中に活気の材料になる具体的な言葉の掛け方だとは決して思わないんだよね。
ここのチームでは特に「ドンマイ」という言葉は「禁句」とされているくらいだ。「ドンマイ」なんていう言葉は何の刺激にもならない。「ドンマイ」と言われた選手が実際に次のプレー、引き締めてプレーしているところなど見たこと無いよ。傷の舐めあい見たいで少なくてもプロの世界では通用しない言葉だよ。軽いんだろうねニュアンスが。