一昨日のジュニアユーストレセンセレクション、昨日のせせらぎでの雨天練習について書こう。
U−13の割にはやはり成長が発達していて、身長がある子も多くいた。ではその身長がある子がその背丈をフルに活用したフッチボールをしていたか?というと残念ながらそれはなかった。
無防備でドリブルを始めても、周囲の子の身体が小さかったために強引に持っていける状況であったり、ヘディングも特別巧い訳でもないし、キックが物凄い飛ぶ訳でもない。
一方、やはりどこにでも存在する、足の速い子、ドリブルを得意とし一度前進してドリブルをし始めると、ひたすら変化もなしに強引に突破して自分で勝手にミスって相手にあっさりカットされたりインタセプトされたりしている。おまけに、ずっと下を向きっぱなしで、一度もヘッドアップしない。あれって自分が今、どこへ向かってドリブルしているのかが解らないため、結局相手DFが頭がいいと、ゴールからどんどん遠ざけられて結局自己満足のドリブルで終わる。
あとね、一番「普通レベルだな」と窺えたのは、声だ。
声がね、あまりにも単調なの。どこからともなく、「へいへい」という声は聞こえる。その「へいへい」も場面、状況によっては問題ない。でもね、本当のチャンスの時に遠くでボールを持っている選手がサイドでフリーになっている選手がボールを呼ぶ時に、果たして「へいへい」って声出して逆に展開するようなボールをわざわざ蹴ってくるね?多分、近くの選手に預けるか、自分側の縦にいる選手にボールを放ると思うね。
でも実は本当にそのサイドがノーマークでチャンスで、トラップさえしっかりすればダイレクトでGKに迎えるチャンスな状況。
だから同じ「へいへい」なら「へーい、こっちだ!!こっちへよこせ!!」とか、「こい!!」と腹から声が出して要求するべき。
ブラジル人風にいくとインディアンのような声、普段の「へいへい」とは全く違うトーンで声を出すため、味方も普段の声の変化に気付き一瞬近くにパスを預けようと思っていたらその声が出たので瞬時に判断をそっちへ変える。
FWがいつもセンターバックにぴったりマークされていて、自分のすぐ側にポカンと空間が開き味方が遠い場合、仮に中距離のパスが飛んできても前を向いているDFの方が状況的に有利であるからインタセプトするのが容易だから、ヴォランチに強く「ここへこい!!」とボールを要求し、トップ下の選手に一度落とし膨らんで「ホラ、よこせ!!」ともう一度強く要求してDFの裏を獲る。
いつでもどこでも「へいへい」、もぞもぞ「声だそうよ」「ドンマイ・ドンマイ」など同じ口調とトーンで声を出しているだけで何の変化もない。だからプレーも速いだけでなんの緩急もないの。
その速さでつぼに入ればチャンスになってるが、ミスの方が多い。
フッチボールなんて、ずっと同じペースで走っている競技じゃないんだよね。急にギアがハイになったりロウになったり、急激にストップすることだってある。人間って同じ一定のスピードに対応するのは物凄く簡単だということに早く気付いて欲しいね。
どこかで速くみせたり、完全にスピードを落とされてまたトップギアに入られたら流石にDFは嫌だよ。
特にね、連続プレーで疲れている時に、変化をかけられると本当にDFするのにうっとおしく感じるもの。一定で走ってくれるとその間にスタミナが回復してしまうのだよね。これが。
だから、フッチポールは動きの「変化」が必要なんだ。と同時に声の変化で味方の変化に気付く、異変に気付くものなんだ。
指導者から指示されたトレーニングを変化なく淡々と「こなす」
指導者から「声を出せ!!」と命令されて「あっハイ!!へいへい!!」「声出そうぜ!!」と言われたからだす。
でもそうじゃないでしょ?自分が何かしたいから声を出すのであって
コーチがボールを欲しいのではない。本当に自分がチャンスだと思ってボールを欲しいときに普通に「へいへい」っていって本当にボールが欲しかった度としては10段階で10だったのかは疑問になるね。
本来なら「へーいよこせー」(勿論、単調じゃなく腹からキレのある声だよ)とトップスピードに入り、出てこなかったら「オイ!!こっち視てたのか?こっちへくれよ大チャンスだったぞ!!」
「ああ、悪かったファーストコントロールが悪くだせなかった!!次行くぞ!!」っていうコミュニケーションだ。
「今、何がしたかったっんだ?」が口癖にならないと。
フッチボールは意図的に成功したときを楽しむスポーツでもある。自分がドリブルやフェイント、シュートを決めて喜ぶだけがフッチボールじゃない。だからいつも互いの意思、主張が本来なければ成り立たないスポーツなんだよ。
だから自分には一昨日のセレクションは多少のレベルの差はあったかもしれないけれど、みんな一緒に見えたよ。60人以上いたのかな?
みんなのっぺらぼうで、鼻とか眼とか耳がない。
そんなことを勉強したので、雨の中「変化」をテーマに選手を鍛えさせて貰った。まず声の変化、次に動きの変化。この二つを何とか同化させたい。そうすると、大勢の中でも光って見えるようになるよ。
COJBのトレーニングはね、環境、状況が普段と違う時こそ参加する価値があるよ。昨日は雨、水溜りたくさん。面白いよ。
でもね、少しトレーニング後、選手達が逞しく感じる時もあるよ。
ドロドロになりくたくた。普段よりも足がとられるからスタミナも消費する。でも下は柔らかいから間接部分への負担は少ない。
何度も言うけれど巧い選手ではなく、まず強い選手になろうよ!!
期待してるぜ!!


息子と雨の中練習にむかう時に「この雨の中どういう練習するのかなぁ」って思っていたら、一番でかい水溜まりにコーンを立てている。えっと思っていたら、コーチがまず水溜りの中でじゃぶじゃぶステップを踏み出した。この瞬間たぶんこういう練習をやるんだろなぁって思ったら、想像していた以上の負荷がかかるトレーニングになっていました。外から練習風景見ているだけですごく参考になります。
早速うちのチームで今日の練習から「声の緩急」から始めてみました。一人でも多く「強い選手」を育てる事ができるよう、頑張っていこうと思います。今後ともよろしくお願いします。
日本のフッチポール少年のために、何かメッセージを僅かでも贈ることができれば・・・そんな気持ちの中から、いかなる環境になろうとも何も言わずに黙々と水を得た魚のように自然に振舞ってもらいたい、またその難しい環境の中でどうすれば普通のグランド状態と限りなく同じようなフッチボールができるようになるのか?を体験しながら考えて貰いたい。
そんな思いで普段とは違うシーンをイメージしてどんな状況でもプレーてきるようにという願いです。