2007年03月20日

シビアな世界を子供の頃から感じ取っているブラジルという育成環境


前回の報告コラムの中で闘う準備ということに触れたけど、では本場ブラジルの子供達が朝起きるところから闘い、闘いを終えた後の姿勢などを一部始終指導者達が指導するか?といえばいちいちそのようなことは言わない。グランド内外での選手として、また一人の人間としての振る舞いは組織だったチームであったり、またそうでなかったりしてもそのような環境などで仕事をしたことのある指導者であれば、割とうるさいくらいに指導をする場合もある。

ブラジルの若者にとって、サッカーは非常にシビアな世界だ。同じ巧さといってもプロの軌道に乗れるような巧さを兼ね備えた選手は五万といる。小手先のプレーが通用しないことは十分承知でいる。
彼らの生活態度、サッカーへの想いは近い将来そのまま生活に関わってくるもの、影響するものであるということで互いの競争本能を駆り立てそのベースが闘争心へと結びついているに他ならない。

隣のライバルよりも多く何かを学び獲らなければ自分が明日から競争のムシロから転落させられるということを肌で感じているのだ。
簡単に言えば、どういう状況であるか?というと、相手がボールを所持している時に、自分がただ寄せるのではなく奪いに行かなければアピールが出来ない、ボールが周ってこないという環境だ。

目には肉眼で見え難いものが、たくさんあり、シビアな世界を体感している彼らは子供の頃から大人にならざるを得なくなるのだ。ただ変に大人びるのではなく、日本の子供達も学ばなければならにないことがあるほど、親には特に常に敬意を払っていて家族への想いは絶大。

彼らには変にすねたところがなく、純粋に親に対して敬意を払える教育というか自然体なところはどこから一体くるのであろうか考えさせられることが多々ある。日本が豊かすぎたから鈍感になっていて、親自体が自分の親に対してあまり敬意を払っているシーンを子供に感じさせていないから子供がやはり敬意を払わなくなるのであろうか?

はっきりしたことは言えないが、例えばブラジルへサッカー留学する若者を見ていても最初は、物凄く若者に対して疑問を感じることが度々ある。
いつの間にかお金が支払われていて、入国に必要なビザも自分達と親の間でいつの間にか書類が用意され、いつの間にか飛行機のチケットがあり、いつの間にか飛行機でブラジルまで運ばれ、いつの間にかクラブでサッカーをしている。
その間の一部始終に何も結局関わっていないでただムキになってボールを追いかけている光景がある。何かそれを観ているとただ単に「サッカー馬鹿」を相手に熱血になっている馬鹿指導者になってしまうのを警戒し、しっかりと経過にも関わらせることを意識しなくてはならない自分がいる。

経過に関わらせることで、そのことがどんなに大変かということをなるべく肌で感じる姿勢を身につけ、こんなに大変なことを忙しい合間に自分のために頑張ってくれている親に対して、敬意を自然に払えるサッカー小僧でなければ、たとえ技術が人より優れていても評価はできないね、と思う。
経過に関われば必ず親に「ありがとう」といわなくてはならないことが出てくるはずだ。

「誰もお前達にサッカーをして下さいなんて頼んでないんだよ」という基本的な考えのベースを持たせていく必要は多々ある。「当たり前」の世界は人間の感謝の気持ちや人への敬意の気持ちを大変鈍感にしてしまう。だから、常に指導しながら我をも振り返りながらサッカーを通じて伝えなくてはいけないメッセージが沢山あり過ぎる。その中で、自分で動くことにより経過も理解し、頭を働かせるようになり、心の準備もしっかり出来るようになる。シビアな環境を作り出していくのは容易ではないが、地道に日本とブラジルワールドの良いところをミックスさせた世界を作り、個々に強い集団を作り上げるのがCOJBの根本的な考えだと思う。

本日の新田のトレーニングの内容と闘争心の話から一見遠ざかってしまったようだけれど、実はしっかりと前後に繋がっている。自己主張をする環境をテーマにしているけれど、勝手に自己主張しているのは実はFCの選手でも無く今野コーチだけ?(笑)えない。
今野の独壇場になってはならないの、ここは。でもね勢いに、今野のペースに飲まれているんだよね。
小3から24才までのどんでもない年齢層の環境から少しでも自分のペースに持っていける人間がでてくると頼もしいね。コーチの勢い、ペースからマイワールドへ持っていければ、チームのコーチに頭ごなしに物事を言われても自己主張できると思うよ。でもその前に多分その選手にはコーチが何も行ってこないよ(笑)自分のペースを作る癖をつけてよ!!Jのセレクションでもマイペースを作るのが巧くなり、声が掛かるよ。いまはまだ無理。今野コーチにペースを握られている限りは。
シビアな世界をつくりたいね。折角真剣に物事に取り組んでいるのであるから。









posted by インファン at 00:47| 神奈川 ????| Comment(0) | お知らせ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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